「どちらのお店で修業されていましたか?」のお尋ねについて

「どちらのお店で修業されていましたか?」のお尋ねについて

みなさん、こんにちは。

fuku coffee roasteryの安食です。

今日もお客様から時々、お尋ねいただくご質問について書いてみたいと思います。お客様から「どちらのお店で修業をされていましたか?」、と月に数回はお尋ねいただいています。 恥ずかしながら、私は今まで一度も「コーヒーショップ(焙煎所や喫茶店等も含め)」で勤めた経験が無く、そういった意味では、「修業経験はゼロ」になります(決して自慢できるものではございませんが・・・)。

一方、焙煎経験だけを申し上げますと、約15年以上の経験を持っています。趣味で始めたコーヒー焙煎は、当初セラミック焙煎器の「いる・いる」で行っていました。1回5~6分で約40gほどしか焙煎できず、作業効率の悪さに限界を感じた私が続いて購入した焙煎器が小型サンプルロースターでした。

サンプルロースターの使用歴は比較的長く15年ほど使用しており、ロースターだけで3台買い替えたほど愛用しています。今でも時々、サンプル豆を焙煎する為に使用しています(入荷検討用豆の焙煎器として)。

コーヒーショップで修業をした経験の全く無い私が焙煎するコーヒーを商品としてご購入いただき、更に「おいしい!」、とまで言ってくださるお客様にいつも心の底から本当に感謝しています。 どれほど感謝しても足りない程、有り難いことをしてくださっていると、いつも感謝の気持ちで一杯です。

過言ではなく、お客様がコーヒーをご購入いただく際、「夢をみているのかしら?」、と思う時も時々あります (言葉ではなかなか表現できない感覚になります)。

 

話は急に変わりますが、数年前まで会社員だった私は、コーヒー業界のコネ無し、横つながり無しの「未経験者」としてコーヒー焙煎店を開業をすることに、正直躊躇いもありました。

しかしながら一度きりの人生で、「やりたかったことをやらずに死ぬ」よりも、「やりたかったことをやって後悔」をする方が、きっと自分が死ぬ時に人生の悔いが少ないだろうと思い、予定よりも随分早くコーヒー焙煎所を開業することにしました(当初の予定では50歳で開業予定)。

世間では、「人生に迷ったら面白そうな方へ進め」、とよく言われていますが、コーヒーショップを開業していなかったら、きっとめぐり会うことの無かったご縁や出会いにたくさん恵まれたことを振り返ると、自分の判断は決して間違えてはいなかった、と言えそうです(まだ開業して1年も経過していませんが・・・)。

平坦な道を歩くよりも、けもの道やでこぼこ道を歩く方がどちらかと言うと好きな人間なので、きっとこれからも紆余曲折があるかもしれませんが、あくまでもお客様に満足していただけるコーヒーを提供していけるよう、精進していきたいと思います。

 

それでは、みなさん良い1日を!

※掲載写真は、セラミック焙煎器「いる・いる」です。 

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