人生は偶然か必然か

人生は偶然か必然か

みなさん、こんにちは。fuku coffee roasteryの安食です。

急に冷え込みが厳しくなってきましたが、みなさん如何お過ごしでしょうか。

今日は、現在取り組んでいる「オリジナルブレンドコーヒー」について少し触れてみたいと思います。

少々長くなりますが、みなさんお付き合いいただければ幸いです。 

 

昨年、映画監督の風来漢あきさんからご縁をいただき、ミステリー界の大御所、島田荘司先生の小説をイメージしたオリジナルブレンドコーヒーを作ることになりました。

映画のタイトルは「BLEND♯1974」で、1974年当時の京都が舞台となっています。

なんと風来漢あきさんと私は同学年で、かつお互いに島田荘司先生の小説の大ファンなのです(そして共に海外ドラマ「ウォーキング・デッド」好き)。

 映画の原作となった小説には、私なりに思い出がたくさんありました。風来漢あき監督にお会いしなければ、もしかすると一生、その本を読むことはなかったかもしれません。

 

実は、新刊として購入した直後に父が急逝してしまい、その時の様々な想いが蘇ることもあり、なかなか本を手に取って読む勇気がありませんでした。

いくつもの「偶然」が重なり、風来漢あき監督にお会いすることになったのですが、単なる偶然と言う一言では決して言い表せない、なにか強い必然のようなものを感じました。

 

昨年、ブレンドコーヒーを作るに当たり、小説を読んだのですが、あまりの小説の深い内容に不覚にも涙してしまいました・・・言葉では表現できない、小説の深い味わいをあらためて感じた名作揃いの短編集でした。

島田先生の作品の名に恥じない究極のオリジナルブレンドコーヒーを作りたいと思います。

 

お話の続きは、またあらためて。

 

最後になり恐縮ですが、映画の原作となった島田先生の作品を下記にまとめておきます。

機会があれば、是非お手にとってください。

「進々堂世界一周 追憶のカシュガル」(新潮社) 

改題「御手洗潔と進々堂珈琲」(新潮文庫nex

ブログに戻る